2018年12月12日水曜日

身辺雑記:病気について、最後の展示、プリミ恥部さんのこと

暖かい冬だと油断していたら、いきなり凍える寒さがやってきましたね。
これでもか、というくらい重ね着しまくり、モンゴルの人のようになって上井草から吉祥寺まで自転車通勤しています。

夏に更新してからブログを書けずにいましたが、おかげさまで元気に年末の閉店まで働かせていただける見込みです。

今年の春にがんが見つかり、2001年4月に開店したクワランカ・カフェをクローズすることになり、
自分でもずいぶん寂しい思いもしたし、渋谷時代からのお客様や、吉祥寺店をご愛好いただいた常連様より、とても残念とのお言葉をいただいていますが、
最近になって、ここで一旦立ち止まり、また新しいことが始まるのだと思えるようになりました。

わたしは原発乳がんステージIVですが、最初に行った地元のO病院で胆管がんで余命半年と宣告された時も(誤診でしたが)、ショックを受けることもあまりなく、ご縁があって日本医大武蔵小杉病院の勝俣範之先生に主治医になっていただけたことで、健康状態も大変良好、日常生活を普通の人と同じように過ごせています。

今後も勝俣先生や、以前からからだのメンテナンスでお世話になっているロルファーの岡田邦宏くん、カウンセリングでわたしの心のケアをしてくれている岡本たみえさん、心身言語療法家の佐藤さりさん、そして宇宙LOVEアーティストのプリミ恥部さんという豪華なメンバーに支えられて、あらゆる場所で不定期にクワランカ・カフェを続けていくつもりなので、吉祥寺店の閉店はピリオド(終止符)ではなくカンマ(区切り)ということでよろしくおねがいいたします!

吉祥寺での営業が収めということで、各方面でご活躍の面々が企画展やトークイベントを企画してくださり、また、いつものカフェの時間にも多くのお客様にご来店いただき、嬉しい日々をおくっているうちに、あっと言う間に最後の月になってしまいました。

明日からは盟友きむくまカレーの店主であり、画家でもある、くまのひでのぶくんの個展が始まります。

ここ吉祥寺店での最後の展示ということもあり、流しのカレー屋としてクワランカで美味しいカレーをふるまってくれたくまのくんの画をちらっと観ただけで、さっきの搬入作業のときもちょっと泣きそうになってしまいましたが(笑)、こわいくらい嘘のない凜とした作品の数々が、クワランカとともにある様子を、みなさまにぜひご覧いただけますよう願っています。

展示は12月23日(日)まで。
12(水)と19(水)はきむくまカレーの特製カレーとおやつをお召し上がりいただけます♪







さて、話はがらっと変わりますが、当店のお客様のなかには、時々閉店後のクワランカにて宇宙マッサージというものをされているプリミ恥部さんって??と不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

前述のからだとこころの癒しをしてくださっている方々の中でも、とびきりチャーミングなお名前のプリミさんとは、4年ほど前からおつきあい。
友人から「すごい愛のパワーを持っているひとがいるよ!」と教えてもらってためらわずにしたオファーに答えてくださり、ギターの弾き語りや宇宙マッサージ、最近では至福の時にいざなってくれる舞などをしてくださっています。

知り合った時から既に知る人ぞ知る人気アーティストでしたが、近年吉本ばななさんや服部みれいさんとのご活動もあり、今や世界中で癒しのパワーを振りまいて飛ぶ鳥を落とす勢いでLOVE猛進撃中なので、お名前は聞いたことがある人も多いはず。

プリミさんの癒しについては、様々なメディアで取り上げられているのでここでは詳しく触れませんが、自分がほんとうにしたいことをしていない時にズレがでて、たとえば今のわたしのように病気というかたちをとって教えてくれていることや、わたしがありのままの自分でさえいれば、何もしなくても愛そのものでいられるということを、
その温かい手のひらをとおして伝えてくれました。

17年前に自分のお店を持って、ありがたいことに多くのお客様に親しまれて長年続けてくることができました。
大切な方たちとの出会いも、暮らしていくために必要なお金も、未熟な自分がすこしだけ成長できたことも、クワランカ・カフェがくれた大きなギフトです。

でも、毎日お店を決まった時間に開け続けるために、ほんとうにやりたかったことを置いてきぼりにしてしまったような気がするのです。

宇宙マッサージや舞で何度も何度もプリミさんから愛をダウンロードしてもらったおかげで、病気のことも、お店をやめることも、家族とのかかわりも、
だた愛に向かっていくための過程なんだと知りました。

そんなわけで、店主はいまとってもLOVEな気持ちでいっぱいです。
ブルース・リーが映画「燃えよドラゴン」で言ったセリフ「Don’t think.FEEL!(考えるな、感じろ!)」の精神でサバイブしていきますので、これからも見守ってくださいね。