およそ1年前のことですが、イラストレーターのユカワアツコさんから、西荻でひとりで出版業をしている女性がいるよ、と紹介されて、加藤郁美さんと出会いました。その時開催していた西荻ライブラリーというイベント(クワランカ内図書館)用にお借りした、「切手帳とピンセット」が素晴しい本で、私はすっかり月兎社さんのファンになってしまいました。そこで、クワランカ・カフェにて月兎社コーナーを開設し、本の閲覧と販売を開始してます。カウンター側の本棚に美しい装丁の本がならんでいるので、ぜひお手にとってご覧ください。
月兎社 ゲットシャ/加藤郁美
西荻窪、築50 年のマンションの一室で、好きな物をひたすら追いかけるひとり出版・編集業です。2002 年まで作品社に編集者として勤務。「ヘンリー・ダーガー/ 非現実の王国で」「叢書メラヴィリア」などを担当しました。独立後、月兎社として、鳩山郁子さんの「ダゲレオタイピスト」、勝本みつるさんの「緑色の研究」、ユカワアツコさん「小鳥ならば」、結城信子さん「森と糸」ほかを発行。著書に「切手帖とピンセット」(国書刊行会)「どうぶつ帖」「シガレット帖」(倉敷意匠計画室)があります。
月兎社 http://www5d.biglobe.ne.jp/calico/
月兎社 http://www5d.biglobe.ne.jp/calico/
「道草なひと」にしおゆき ¥1,365(税込み)
陶人形作家にしおゆきの初作品集。可愛いけれど、可愛さにはおさまらない、懐かしさ、可笑しさ、意地っ張り、優しさ、いろいろな表情をお楽しみ下さい。
「小鳥ならば」ユカワアツコ ¥1,260(税込み)
小鳥にそそがれる静かなまなざし。小さなディテールにも、全体の多佇まいにも、小鳥への愛情があふれています。小鳥解説エッセイつき。
「どうぶつ帖」加藤郁美 ¥1,260(税込み)
テディベアで有名な世界最初のぬいぐるみメーカー、ドイツ・シュタイフ社が1950 年代に製造していたリアル可愛いぬいぐるみ写真集。
「シガレット帖」加藤郁美 ¥1,260(税込み)
20世紀のはじめ、イギリスの煙草会社が自社製品の魅力アップに封入したシガレット・カード。「小さな百科全書」と呼ばれた紙モノです。
「緑色の研究」勝本みつる ¥4,515(税込み)
造形作家・勝本みつるさんのの第3 作品集です。2002年から展開されているグリーン・シリーズの仕事を収録。緑色に染められた動物の毛や糸が、名もない物、ささやかな道具、時間を経た日用品など、さまざまな素材と組み合わせて配置されています。緑という色を通して繰り広げられる作品世界は、独自の調和を湛えながら、たのしく謎めいています。
「紙モノカタログ4 」倉敷意匠計画室 ¥1,050(税込み)
作家一人一人と丁寧に作り上げたオリジナル商品が発表される、人気の「紙モノカタログ」シリーズ。4 巻目ができあがりました。クワランカカフェさんでおなじみの赤飯堂さんも参加。見るだけでも楽しく、「こけし雑貨帖」「マスキング・テープ帖」も綴じ込まれたお得な1 冊です。
「切手帖とピンセット」国書刊行会 ¥2,310(税込み)
東欧のかわいい切手、精緻で美しい北欧の切手、南米のあざやかなデザインの切手、アジアの不思議な切手などなど、1154枚をぎっしり詰め込んだ切手帖が、豪華執筆陣によるコラムと詳細なデータ織り込んで、オールカラー184ページの本になりました。祖父江愼氏によるブックデザインも楽しい一冊です。
「こけし雑貨帖」倉敷意匠 ¥210(税込み)
倉敷意匠の手がけたこけしグッズの数々。見るだけでも楽しいラインナップです。