毎日凍えるほどの寒さ、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
そろそろとりかからなくては…、と焦る気持ちはありつつも、
いつものようにブログの更新が遅くなってしまいました。
燃え尽き症候群?
いえいえ、ぜんぜん燃え尽きていません。むしろ今もボーボー燃え盛っています(笑)。
長年の習性でしょうか、思考が「バタバタしてる自分」設定のまま、追われるような気分で毎日を過ごしてまして。
カフェに関するあれやこれや処理しなくては案件を、スムーズに片付けられないんですね。
粛々とこなしていけばいいようなものですが、性格的に先送りにしちゃうので、
のんびり読書という心持ちまでは遠そう。
でも、最近お目にかかった方々から、とっても面白そうな本をいっぱい教えていただいたので、
明けても暮れても読書、という過去の自分に戻れるように、
きょうからto doリストを作ってこなしていきますよ!
(はやくミステリーとか読めるようになりたい。。)
で、ここからが本題の、クワランカ吉祥寺の最後の日々についてです。
いろいろな出来事があったため、数回にわけて書きますね。
今回は【蚤の市販売編】です。
昨年末にカフェを閉店し、開けて新年から使用していた家具や食器の販売のために蚤の市を開催しました。
予定していた4日、12時スタートの少し前に到着したら、
店の前に手伝ってくれるために埼玉から来てくれたKさんが立ってた。
いつもギリギリ到着でゴメン💦
さて、なにをどーしたらいいものか、まったくのノープランだったのですが、
有能なKさんが、厨房からどんどん食器を持ち出して、適正に値付けをしてディスプレイしていくんです。
わたしはといえば、飲食店の気分が抜けきらず、お客様がお腹を空かせて来店するかもと、あんこ餅やら味噌田楽やらを持って右往左往。
そこへSNSで蚤の市のことを知ったお客様がたくさんお見えになり、あっという間にバーゲン会場のように。
使いたおして古びた食器や調理道具ですが、クワランカの思い出にとお求めくださる方も大勢いらして、感激しました。
常連さんの他、渋谷や西荻窪時代のお客様の顔もちらほら。
懐かしい昔話や、最近のご報告などを談笑。
相変わらず値付けや販売はKさんや、この日はタロット占いのために来ていたサキちゃんにお任せしたまま、楽しい時間がどんどん過ぎていきます。
そしてここで、蚤の市の影の功労者「先生」こと銅版画家の
奥 勝實さんが登場。
先生とはわたしがつけたあだ名で、お名前は存じませんでしたが、圧倒的な存在感から命名。
いつ頃からかカフェによく来てくださるお客様として認識してはいたのですが、年末より販売していた中古家具をたくさん購入予約(家具は何末まで使用して、年明けに引き渡しにしていた)してくれて、いつのまにか先生はわたし達の間で井の頭通り沿い辺りにある古道具屋のご主人ということになっていました。
蚤の市最終日にどなたかと自己紹介しあってるお話しの内容から、「こころのチキンスープ」などのベストセラーの装画をされている高名なアーティストさんと知りびっくり!
木片や大量の釘、針金など、ごみにしかならなそうなものも作品の材料になるからと言って引き取ってくれ、家具、食器も毎日買いに来てくれるのみならず、
Kさん不在の2日目からは、戸棚やテラス、座席の下の収納 スペースからも眠っていた雑貨や食器を発掘&値付けしてくれるなど大活躍。
先生曰く「ひとりでやってると、あたまがぐるぐるしてなにもきめられなくなっちゃうでしょ?」と、鋭くわたしの弱点を見抜き、自ら蚤の市を仕切ってくれたんのです!
照れるけどこんなことも。
「何度か話してるうちにすっかりオーナーのファンになっちゃってさ。」
いや〜、こうして振り返ると蚤の市前日にいきなり助っ人を買って出てくれたKさん(そんなことないよと言うはずだから、あえて名を秘す)と先生のお力がなければ、蚤の市は成立してなかったと思う。
いつもながら最後まで自分の場当たり的なやり方と、どこからか助け舟が出てなんとかなっちゃうことに驚く。
2人ともほんとうにお世話になりました!!
閑話休題。
蚤の市に来てくれた元スタッフたち。
今ではテレビ出演や執筆などでも大活躍。ラッパーのダースレイダー。
ダースの最低最悪のバイト時代については、
来店当日のポストをご覧くださいW。
ダースに次ぐ使えねぇスタッフあつし(写真右)。
心がどんよりするような映画を製作することを得意とする(ぴあフィルムフェスティバル受賞歴あり)。
お客様に「テラス席はあいてますか?」と聞かれ、「さあ?」と答えたツワモノ。
現在は製作会社代表取締役。
元読モのとしこ。現在二児の母。
としこは、来店の前日に不思議な感覚に導かれ、なぜか「クワランカ・カフェ」と検索。
そして、わたしの病気が原因で閉店することを知り驚いたそうだ。
奇しくもそれは蚤の市最終日の前前日で、当日としこは石神井公園からチャリを漕いで駆けつけてくれたところ、同期のあつしにばったり。
まあ、わたしの周りではこういうこと頻繁に起こるんだけど、2人はスピリチュアル!とびっくりしていたみたい。
そして、今回の蚤の市では、またまた驚くべき出会いがあったのです。
続きは【クワランカの家具は何処へ?】の巻にて。