2015年3月19日木曜日

ご近所散歩

うららかな小春日和。
 中野のgallery FEMTEでやっている會本久美子さんの展示「地図のない街」に行ってきました。サイトで地図をチェックすると、早稲田通りをまっすぐ走ると着くんじゃん!と上井草の自宅から自転車で出発。古民家や咲き始めたこぶしや桜を眺めながらのんびりと東へ進むと、40分ほどで目的地に到着しました。
 1960年代に建てられたビルをリノベーションしたギャラリーだそうで、駐車場には年代物のキャンピングカーが駐車していたり、レトロモダンな雰囲気。そういうのが大好物の私はワクワク(^ ^)、 まずは2Fの展示スペースへ。タイトルの「地図のない街」をいろいろな角度で描いてあり、観ているうちにこれからこの街の住人になるような気分になり、どこに住もうかと夢想しながら鑑賞したあと、地下の展示スペースへ。
 真っ暗な地下室に案内されるも、目が慣れなくってなんにも見えない〜。まるでVシネの撮影現場のようで、今にも哀川翔が飛び出してきそう…。中では壁面のスクーリーンにスライドショーが映しだされていました。不思議な街のサイレントムービー。音楽がすごくマッチしていて、胎内のような暗闇の中でしばらくボーッと観入ってしまいましたよ。ちなみに今回は、地図のない街の物語をギャラリー代表の石井大吾さんがお書きになり、それに會本さんがイラストをつけたそうで、受付横に置いてあるストーリーを記載したペーパーをもらって読んでから観るとその世界に嵌れることでしょう(私はあとで気づいたので、自分勝手に街を想像してしまった)。
 自転車で行ける距離なのに、まるで別世界にタイムスリップしたような体験をしました。この展示がファイナルとなるそうなので、稀有なこの空間にぜひ足をお運びください。


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